【海外ドラマで学ぶ英会話フレーズ】be doomed - 海外ドラマで学ぶネイティブレベルの英会話 〜シーン紹介から日常会話での使用例まで
1. 【フレーズ解説】
’be doomed’ は、
「もうおしまいだ」「おわった」
「絶望的」
という意味です。’doom’は「残念な結果を決定づける」という意味の動詞なので、過去分詞で受け身の形の形容詞になって「失敗が決定づけられた」が直訳です。
何かをし始めた、または取り組んでいる最中にとんでもないライバルの存在を知ったり、どうにもならないエラーが見つかったりした時などに日本語でもよく「おわった~😱」と言いますよね。ネット用語では「オワタ」でしょうか。(古い?)
2. ~念のためカクニン! オックスフォード英語辞典では?
doomed - (adj) likely to have an unfortunate and inescapable outcome
(形容詞)「残念で避けられない結果になりそうな」
3. 【シーン紹介】
Glee, Season1, Episode1
パイロット版より
Vocal Adrenaline: ♪He’s tried to make me go to rehab but I won’t go go go
ヴォーカル・アドレナリン: (歌) 父さんは更生施設に行かせようとしてるけど、わたし絶対行かないから
Tine : We’re d, d, doomed.
ティナ:
Glee members: ……
グリーのメンバー: ……
ウィルはグリークラブのモチベーションアップのため、部員を前大会優勝チーム、Vocal Adrenaline(ヴォーカル・アドレナリン)のステージ観覧に連れて行きます。が、ショーのレベルがあまりに高すぎて、「自分たちが大会で勝つ見込みはなし」と逆に自信を喪失してしまいます。
ティナは吃音(きつおん)持ちなので、’d, d,’は気にしなくて(言わなくて)大丈夫です。アメリカの海外ドラマや映画を観ていると吃音持ちの人がよく登場しますが、日本でこういうキャラクターが出てくることはかなり珍しいように思います。私が唯一思い出せるのは、「裸の大将放浪記」で山下清がおにぎり片手に「ぼ、ぼ、ぼくは…」と言っていたシーンぐらいです。
吃音持ちでアジア系のティナ、下半身不自由なアーティ、黒人のメルセデス、トランスジェンダーのカートなどのキャラクターにあえてスポットライトあて、わざと登場人物に差別用語を言わせまくることで、個性の違いや都合の悪い事実から目を背けず、彼らのことを知ることで尊重しようというところがアメリカらしいです。
~エピソードの簡単なおさらい~
グリー部の顧問、サンディ先生が生徒へのワイセツ行為で解雇されたことをきっかけに、ウィルは進んでグリー部を引き継ぎます。ただし、ドケチ校長フィギンズがグリー存続のために提示した条件は、月60ドル(6,000円超)の自己負担。パートで働く妻のテリと子どもを作る計画のあるウィルには痛い出費ですが、ウィルは自身が高校時代にグリーで輝いた感動をとりもどそうと、グリー部再生を心に誓います。スクールカーストの中でもがく生徒たちや、教師たちの悩ましい
私生活を描きながら、シーズンは始まります。
4. 【日常会話での使用例】
💡A: Did you hear that our first game is against Osakatoin?
B: ......We’re doomed! We can’t win even one game.
⇨A: 初戦、大阪桐蔭とだって聞いた?
B: .......おわった~!一勝もできないじゃん。
💡I used to pour time and energy into the project, which was doomed from the start.
⇨そのプロジェクトに時間もエネルギーも注いだけど、最初から絶望的だった。
💡It’s already doomed when you find out an easy and lucrative business and get to it.
⇨簡単に金儲けできるビジネスを見つけて始めた時には、もうそれは終わってるんだよ。
💡Do we have homework!? Oh no! I’m doomed!
⇨宿題あったっけ!? うっわ~、おわった~!
💡The chief justice was sentenced to 5 years in prison for possessing drugs. He’s officially doomed.
⇨あの裁判長は薬物の所持で5年の実刑が言い渡されたんだよ。彼は確実におしまいだね。