【海外ドラマで学ぶ英会話フレーズ】one’s word. - 海外ドラマで学ぶネイティブレベルの英会話 〜シーン紹介から日常会話での使用例まで
1. 【フレーズ解説】
‘one’s word’は、
「心からの約束」
という意味です。’word’は「言葉」ですが、’one’s word’で「約束」という意味になります。
‘You have my word.’(直訳は「あなたは私の約束を持つ」)や、 ‘I give you my word.’(直訳は「あなたに私の約束をあげる」)で、「(あなたに)約束するよ」「保証するよ」と表現できます。
騎士道精神からきた古い表現ですが、現代でも’I promise.’ と同じくよく使われます。より重みのある言い方なので、約束の本気度が高めと言えます。
ちなみに ‘keep one’s word’ で「約束を守る」、 ‘break one’s word’で「約束を破る」。 ‘word’を名詞の ‘promise’に変えてもOKです。
2. ~念のためカクニン! ロングマン現代アメリカ英語辞典では?
my/his/your etc. word - a sincere promise
「心からの約束」
3. 【シーン紹介】
Glee, Season1, Episode2
‘Showmance’ より
Will: Glee Club is here to stay. I believe in my kids. I know you’re used to being the cock-of-the-walk around here.
ウィル(シュー先生): グリー部は存続するよ。あの子たちを信じてるんだ。君がこの辺でボスで通ってるのは知ってる。
Sue: Offensive.
スー先生: イヤな言い方。
Finn: But it looks like your Cheerios are gonna have some competition. We’re gonna show at regionals.
ウィル(シュー先生): そういえば、君のチア部がなんかの大会に出るみたいだね。僕らも地区大会で歌うんだ。
Will: You have my word on that.
ウィル(シュー先生): それは約束する。
グリー部復活にフルスロットルのウィルに、スーは「グリーなんて成功しないんだから、誰も傷つかないうちにやめな」と釘を刺します。教育者としてあるまじき硬直マインドセットな言葉に驚きですが、徹底した悪役ぶりが潔いですね。
ここまでの悪ではありませんが、自分の出身高校にもこんなマニッシュな女性の部活顧問いたなぁ、しかも部を全国1位に導く実力だったなぁ、と勝手にスー先生とシンクロさせています。
ウィルのセリフより、「囲いで一番の雄鶏」からきた‘cock-of-the-walk’「(威張り散らした)ボス、親分」という表現も面白いです。
~エピソードの簡単なおさらい~
新生グリークラブは「ニューディレクションズ」として全校生徒の前でパフォーマンスをすることに。ウィル(シュー先生)は今も昔もディスコミュージックがウケるんだと言って練習させますが、メンバーは選挙区のダサさになかなかヤル気が出ません。ウィルに曲目の変更をお願いしても一向に聞き入れてもらえないメンバーは、内緒で別の曲を準備しますが…
4. 【日常会話での使用例】
約束するよ
💡I’ll never do that again. You have my word.
⇨もう二度としない。約束するよ。
💡I’ll introduce you to my colleague. I have my word on her personality.
⇨私の同僚に紹介してあげるよ。人柄は保証する。
💡You have my word that I’ll do anything that makes you happy.
⇨君が幸せになれることなら何だってするって約束する。
💡I gave her my word that I wouldn’t tell anyone.
⇨彼女に、誰にも言わないと約束した。
約束を守る・破る
💡Keep your word; otherwise you’ll end up losing face.
⇨約束は守りなさい。そうしないと評判を落としますよ。(Duo3.0より)
💡Be careful, she often doesn’t keep her word.
⇨気をつけなよ、彼女よく約束守らないから。
💡I’ve never heard him to break his word.
⇨彼が約束を破るなんて聞いたこともない。