【海外ドラマで学ぶ英会話フレーズ】What a coincidence! - 海外ドラマで学ぶネイティブレベルの英会話 〜シーン紹介から日常会話での使用例まで
1. 【フレーズ解説】
‘What a coincidence!’は、
「すっごい偶然!」
「あら奇遇!」
という意味です。‘What a ~ (it is)!’は「なんて~なんでしょう!」という感嘆文、‘coincidence’は「偶然の一致」という意味の名詞です。
街でバッタリ友人に会った、知り合った人がたまたま友だちの友だちだった、などいろいろな「偶然」シーンで使えます。
2. 【シーン紹介】
SUITS, Season1, Episode1
パイロット版より
Jessica: Harvey! What a coincidence!
ジェシカ: ハーヴィ!奇遇じゃない!
Jessica: I was wondering how the probono was coming.
Harvey: I’m all over it.
ハーヴィー: それにかかりきりだ。
Jessica: That makes me very happy. Because if I would find out that you aren’t putting in your full effort, I’d be very upset.
ジェシカ: それなら本当に嬉しい。だってもしもあなたが全力を注いでないなんてわかったら、わたし相当怒るわよ。
Harvey: No worries. We’re all good.
ハーヴィー: 心配ないよ。全て順調。
ジェシカは「プロボノを自分で担当すること」という条件付きでハーヴィの昇進を約束しますが、ハーヴィはお金にならない弁護活動に興味がないので、こっそりマイクに全投げします。
「プロボノ」とは無償で行われる弁護活動等(他の専門活動のことも指す)のことで、訴訟大国アメリカのドラマや映画では頻出ワードです。
また、ハーヴィが言っている ‘No worries.’ は、「心配いらないよ」という意味でも使われますし、「いいんだよ」というニュアンスで ‘Thank you.’や ‘I’m sorry.’の返答としても使われます。
~エピソードの簡単なおさらい~
ハーバード卒の人材しか雇わない、ニューヨークでもトップクラスの法律事務所のやり手弁護士、ハーヴィ・スペクターは、仕事の腕はピカイチですがワンマンプレイヤーで後輩の育成には興味がありません。事務所の将来を案じた所長のジェシカは、ハーヴィが事務所の共同経営者になるには、部下を雇用し育成することという条件を出します。ハーヴィは嫌々ながらも新人弁護士の面接をしますが、偶然そこに麻薬取引のおとり捜査から逃げるマイク・ロスが迷い込み、面接をすることに。マイクはハーバードはおろか、どのロースクールにも行っていませんが、ハーヴィはマイクの驚異的な記憶力に惚れ込み、学歴を詐称して入社させることに。ワンマンなハーヴィと定職に就いたことがない新社会人のマイクは、お互いに協力して裁判事例に取り組み、成長していきます。
3. 【日常会話での使用例】
💡Your birthday is June 10th!? What a coincidence! We have the same birthday!
⇨誕生日6月10日なんですか?すっごい偶然!私たち同じ誕生日ですよ!
💡Anna? Is that you? What a coincidence! It’s been like,,, 5 years?
⇨アンナ?アンナなの?奇遇だね!5年?ぶりかなぁ?
💡A: I’m going to Disney Land tomorrow.
B: What a coincidence! I’m going there too.
A: 明日ディズニーランド行くんだ。
B: すっごい偶然!私も行くんだ。
💡Hi Bill. What a coincidence! We were just talking about you.
⇨ビル、すごい偶然!今ちょうどあなたのこと話してたの。