【海外ドラマで学ぶ英会話フレーズ】when pigs fly - 'Glee'で学ぶネイティブレベルの英会話 〜シーン紹介から日常会話での使用例まで
1. 【フレーズ解説】
‘when pigs fly’ は、
「絶対ない」「ありえない」
という意味のイディオムです。直訳で「豚が空を飛んだら」、つまり絶対に不可能なことを言う時に使われます。
これはアメリカ英語の言い方で、イギリス英語では ‘pigs might fly’(直訳は「豚が飛ぶかもしれない)
使う時は、ありえそうもないことを普通に言って、あとから ‘when pigs fly’を足すだけでOK。例えば、「空からお金が降ってくる」 ‘Money will fall out the sky.’にイディオムを足すと、 ‘Money will fall out the sky - when pigs fly.’「空からお金が降ってくるなんてありえない」となります。
実際に英語では、「空からお金が降ってくるよ…もし豚が飛んだらねー!まぁありえないけどー!」というノリで使う場合も多いので、日本語で覚えるよりは、英語のニュアンスのまま覚えた方が使いやすそうです。
2. ~念のためカクニン! ロングマン現代アメリカ英語辞典では?
pigs might fly (British English) , when pigs fly (American English) - (spoken) used to say that you don not think something will happen
(話し言葉)「何かが起こりえないと思っていることを言う時に使われる」
3. 【シーン紹介】
Glee, Season1, Episode2
‘Showmance’ より
Kendra: Anyway, this conversation is over. They’re starting construction on a new section of our subdivision. You are not bringing my niece or nephew home to this apartment.
ケンドラ: とにかく、この話はおしまい。うちと同じ分譲地で新しい住宅地の建設が始まってるの。私の未来の甥か姪をこのアパートに連れて帰ることはないだろうね。
Kendra: When pigs fly!
ケンドラ: 絶対ないから。
テリの姉のケンドラは家族連れでウィル家のブランチに参加します。「テリ達の子どもが生まれたら家が必要、こんなアパートで子育てなんてありえないから」とケンドラにけしかけられた2人は、このあと新築住宅の内見に行くことに。
テリもとんだワガママですが、姉のケンドラは夫のトイレのタイミングまで制限してしまう独裁っぷり。血は争えません。
~エピソードの簡単なおさらい~
新生グリークラブは「ニューディレクションズ」として全校生徒の前でパフォーマンスをすることに。ウィル(シュー先生)は今も昔もディスコミュージックがウケるんだと言って練習させますが、メンバーは選挙区のダサさになかなかヤル気が出ません。ウィルに曲目の変更をお願いしても一向に聞き入れてもらえないメンバーは、内緒で別の曲を準備しますが…
4. 【日常会話での使用例】
💡When pigs fly, he’ll get married.
⇨彼が結婚するなんてありえない。
💡A: Do you think he’ll give up a promotion?
B: When pigs fly. He thinks of nothing but his title.
⇨A: 彼って昇進諦めんのかな?
B: 絶対ないね。肩書きのことしか考えてないから。
💡A: I don’t know your pudding. Hey, someone might have sneaked into our house and had it.
B: Yes, and pigs might fly.
⇨A: あんたのプリンなんて知らないよ。ねぇ、誰かが家に忍び込んで食べちゃったのかも。
B: うん。って、ありえないから。
💡A: We should go see the new Disney film.
B: Yeah, when pigs fly.
⇨A: ディズニーの新作観に行こうよ。
B: あー、絶対ないわ。