【海外ドラマで学ぶ英会話フレーズ】I’ve heard so much about you. - 'Sex and the City'で学ぶネイティブレベルの英会話 〜シーン紹介から日常会話での使用例まで
1. 【フレーズ解説】
‘I’ve heard so much about you.’は、
「おうわさはうかがってます。」
「お話は聞いてます。」
という意味です。直訳は「あなたのことをこれまでたくさん聞いてきた」。
日本語の「おうわさはかねがね」に一番近い表現です。ずっと話には聞いていて、会ってみたかったというニュアンスを含めることもできます。
‘so much’を ‘all’ や ‘a lot’ にしてもOK。
返答としては、 ‘Good things, I hope.’「いいことならいいんですが」 ‘Nothing too bad, I hope.’「そんなに悪いことじゃなきゃいいんですが」 ‘Me, too.’「わたしもです」の3パターンがお約束(文の形は変わりますが)。映画や海外ドラマでもよく目にするやりとりです。
初対面の人とのその後のコミニュケーションを円滑にするお役立ちフレーズなので、覚えておきましょう。
2. 【シーン紹介】
Sex and the City, Season1, Episode7
‘The Monogamists’より
Skipper: Oh, hey, Alison. This is uh, Miranda and Carrie. Miranda and Carrie, this is Alison.
スキッパー: あぁ、そうだアリソン。こちらえーと、ミランダとキャリー。ミランダ、キャリー、こちらアリソン。
Miranda: Hello.
ミランダ: こんばんは。
Carrie: Hi. Nice to meet you. I’ve heard so much about you.
キャリー: どうも、はじめまして。うわさは聞いてます。
Alison: Oh, me too. You know we’re all such great big fans of your column over at Vogue.
アリソン: あら、私も。あのね、ヴォーグではみんなあなたのコラムの超大ファンなんですよ。
Miranda: You work at Vogue?
ミランダ: ヴォーグで働いてるの?
Alison: Yeah, designer relations.
アリソン: えぇ、デザイナーとのやりとりを。
ミランダが以前こっ酷くフったスキッパーが連れている彼女は、美人でスタイル良し、さらにはあの有名雑誌ヴォーグ勤務という非の打ち所のなさ。フった男が自分よりいい女を連れていると急によく見えてしまう病を発症したミランダはこのあと、スキッパーに連絡をとって2人の邪魔をします。こんな恋愛あるあるを見事にドラマにしたSATCは、まさに恋愛バイブルだなぁと感心します。
~エピソードの簡単なおさらい~
テーマは一夫一妻制について。ビッグとの関係が順調だと思っていた矢先、キャリーはビッグが他の女性とデートしているところに遭遇します。ビッグは悪びれた様子もなく、数人の女性とデートしていることを打ち明けます。キャリーはこの大都市マンハッタンで、むしろ一夫一妻制の考え方をとる人の方が珍しいのではと思い始め、最初は平気な顔をしますが、やはり理解できないとパーティを途中で飛び出してしまいます。シャーロットは理想のデート相手から ‘threesome’を要求され、サマンサは不倫を楽しみます。
3. 【日常会話での使用例】
💡A: This is my girlfriend Kate.
B: I’ve heard so much about you. Glad to meet you.
⇨A: これ彼女のケイト。
B: お話は聞いてます。会えて嬉しい。
💡A: I’ve heard a lot about you. I wanted to meet you.
B: Me, too. I’m so excited!
⇨A: おうわさはかねがね。会いたかったの。
B: 私も。すっごくうれしい!
💡A: I’ve heard all about you from Jim.
B: I hope it’s not bad.
⇨A: ジムからお話は聞いてます。
B: 悪いことじゃなきゃいいんだけど。
💡A: Oh my goodness, we’ve finally met! I’ve heard so much about you.
B: All good things, I hope.
⇨A: やだぁ、やっとお会いできましたね!お話はたくさん聞いてます。
B: いいことだけだったらいいんだけど。